コンクリート造の「寿命」は一律ではない

鉄筋コンクリート造の耐用年数は、税法上の区分や慣例で「50年程度」と語られがちですが、これは会計上の目安であって、建物の物理的な寿命とは異なります。適切に維持管理され、必要な補強が施された建物は、80年、あるいはそれ以上使えるケースも珍しくありません。

「解体」か「補強」かは、丁寧な評価で決まる

築年数だけを理由に解体を決めるのは、もったいない判断になりかねません。実際には、次のような視点で評価することが大切です。

POINT

有名な建築家の設計による建物や、地域に根ざした建物では、「建て替え案に反対し、減築と組み合わせた経済的な補強を行う」といった選択が、結果的に最善になることもあります。

建て替えの前に、一度の診断を

解体・建て替えは、いつでもできます。しかし一度壊してしまえば、その建物が積み重ねてきた時間は戻りません。だからこそ、解体を決める前に、補強で活かせないかを一度確かめることをおすすめします。当協会は、長寿命化・減築補強といった選択肢も含め、建物にとって最も合理的な道筋をご提案します。